noi 成分事典 栄養素から健康食品まで、noi管理栄養士が監修する成分についての情報ページです。

MENU

noi成分事典 > 成分一覧 > 五大栄養素 > ビタミン > 水溶性ビタミン > ビタミンB群 > ビオチン

ビオチン化学名 ビタミンB7 ビタミンH biotin

納豆
ビオチンとは

 ビオチンは、ビタミンの一種です。

 栄養素は基本的に食べ物から摂取する必要がありますが、人間の体内では、腸内細菌によりビオチンが作られています。

 水に溶けやすい「水溶性ビタミン」ですが、食品中ではたんぱく質と結合した形で存在しています。そのため、分解されにくく壊れにくいビタミンです。

ビオチンの働き
  • ・摂った食品の中に含まれる、糖質・たんぱく質・脂質がエネルギーになるまでの過程で働きます。
  • ・皮膚や髪の健康を守る働きをします。
  • ・カルボキシラーゼという酵素と共に働き、たんぱく質・脂質の合成などを行います。
ビオチンが不足すると
  • ・皮膚炎
  • ・脱毛
  • ・毛髪の脱色(白髪化)
  • ・結膜炎
  • ☆ポイント
    ビオチンは、様々な食品に広く含まれています。また、腸内細菌によっても生成されるので、不足することはまずありません。しかし、抗生物質をよく飲まれる場合や長期間の下痢により腸内細菌のバランスが崩れ、産生量が少なくなることもあります。普段の食事から、きちんと摂ることが大切です。また、生の卵白を大量に摂ると(一日あたり生卵10個以上)、卵白に含まれるアビジンというたんぱく質とビオチンがくっつきます。そして、ビオチンの吸収が阻害されてしまいます。加熱すると阻害されることはなくなるので、加熱して食べましょう。
ビオチンはどんな食品に多く入っていますか
  • ・レバー
  • ・大豆、納豆、卵
  • ・魚介類(カレイ、アサリなど)
  • ・種実類(ピーナッツ、アーモンド)
ビオチンはこんな人におすすめ
  • ・アトピー性皮膚炎の方
  • ・抗生物質をよく飲まれる方
  • ・アルコールをよく飲む人
  • ・生の卵白をよく食べられる方
ビオチンを摂りすぎるとどうなりますか?

 食事から摂りすぎる心配はありません。必要を上回る量を摂ると汗や尿として体の外に排出されるため、多く摂りすぎる心配はありません。一度にたくさん摂っても、体の中に貯えることができないので、毎日摂ることが重要です。

ビオチンのマメ知識

 ビオチンはアトピー性皮膚炎に有効だと言われています。アトピー性皮膚炎の原因は様々ですが、体内ではヒスタミンという物質が皮膚の炎症を起こしていると言われています。ビオチンはこのヒスタミンを体外に流す作用があります。

参考文献
◎上西一弘(2008)栄養素の通になる 第3版 女子栄養大学出版部P.121~125
◎中村丁次監修(2005)栄養の基本がわかる図解辞典 成美堂出版P.96~97
◎「ビオチンの摂取を阻害する食物」メタボの栄養Blog
 http://eiyou.hontonano.jp/vitamin/0410water/060-biotin.html(参照2015-06-01)

ビタミンB群

noi 管理栄養士のブログ
TOPへ戻る